にのやをつぐ

いまだからこそ

じっくり取り組む12月へ

整える月間26日目。

今日という日が節目であればいいのに、と思う。昔よりも僕は強くなった。でも、なんだか散らかった気持ちで、これから先のことを思うとつらい。

夕食は学食で、たまたま会ったE君と話をした。E君は悩んでいるようであった。「研究室で上手くいってない」「自分は逃げている」と言っていた。そして、僕も自分のことを話した。解決策には踏み込んでいないが、お互いが置かれている状況、そして考えていることを情報交換できたので良かったと思う。

僕は僕が上手くいっていない理由をはっきりと言語化できていない。なんとなく思うことを挙げていくのは容易だ。しかしながら、なんとなくの領域を越えない。分析不足を感じている。

僕が上手くいっていない理由は、僕の深いところに結びついている。それは複雑に絡まり合っているように見えて、簡単に解くことができない(思い込みかもしれないが)。公式Aを忘れていたから、もう一度復習する。そう簡単にはいきそうにない。

自分で言うのもなんだが、僕は冷静な性格である。それは僕の長所でもあるし、短所でもある。だが、どちらかというと短所である。というのも、僕は自分のことを、それに起因して「無意識の内に他人を傷つけてしまう人」だと思うからである。

みんなそうかもしれないが、僕は小さい頃から、自分の周りにいろんな種類の人間が集まってくると思っている。そしてその中には、ときに暴力的で、あるときは服を脱ぐように強要してくる人もいた。僕はそういう人も受け入れるところがあった。ある意味、鈍いと思う。

そして僕は実際に、鈍いが故に人を傷つけてきた。今も連絡を取り合うような親しい人でさえ、中学生の頃だが、傷つけるようなことをしてしまった。泣きながら謝ったことを覚えているし、どうすればいいんだろうと悩んだことも覚えている。

僕はもともと、やんちゃで陽気で、よくしゃべる子どもだった。でも、いつからか人と関わることが怖くなり、静かになったところがある。高校生の頃がピークだった。あの頃は、病んだ心で博愛について考えていたが、それは一番戻りたくない時期だ。

僕はバカでカッコ悪い。それが自分の運命なんじゃないかと心のどこかで思っていて、それに逆らいたいというイメージがある。で、逆らってきた結果が今。どこまで逃げて、どこまで向き合えたのかわからない。何が正解なのかわからない。つらいとは思いつつも、冷静に悩んでいる。

半年前だが、同時期に教育実習をしたOさんは「自分は何者なのかを考えている」と言っていた。そんなことを思い出しながら、それをそのまま自分に問うてみる。ザックリとした問いだ……といってもすぐに何かが見つかるわけでもない。

リアルを見つめて、リアルな言葉を使い、リアルなことを考える。じっくり、そしてじっくりとやっていきたい。かっこ悪くてもいい。野暮でもいい。どれだけじっくり取り組めるかだと思う。

では☆