にのやをつぐ

今だからこそ

ふとした選択

昨朝は宣言通りランニングに出かけた。走っていると少しは暖かくなったものの、すっかり冬の寒さだった。枯草には霜が降りていた。霜は気温が4℃を切ると降りやすくなるらしいが、昨夜はどこまで寒くなったのだろう?と不思議に思った。

明日からますます寒くなる。12月。1年を1日に換算すると、ちょうど22時を回ったところである。僕がいつもお風呂に入っている時間だ。22時からの24時はあっと言う間で、いつもいつも思っているが、ひょっとすると12月もそうなのか。

最近は実験のこともあり、ひとりで学食に行くことが多い。今日もそうだったが、今日は列に並んでいる時、同じ学科の女子が目の前にいた。おそらく彼女もひとりだったと思う。そして僕はそのままひとり席に着いたが、その時はなんだか違う気がした。

声をかけたほうが良かったと思っている。彼女に好意があるとかそういうことではなく、単に消極的に生きるのは好きじゃないということだ。毎日の中で色んな選択があるが、つまらない選択を無意識にしてしまうのはよくあることだ。

人間の思考って、さほど論理的ではないと思うんですよ……作家の小川洋子さんとの対談の中で羽生善治さんが発した言葉が思い出される。持ち時間がそれなりにあれば、それなりの選択ができるかもしれない。しかし、流れの中での選択は難しい。

ああ、もう寝よう。