にのやをつぐ

いまだからこそ

一日

研究の新しい方針が決まった。1日、1日が大事だということを教授が話していて、改めてそのことを噛み締めた。この4年、自分でも変われたと思う。4年前の僕と言えば、目が泳いでいたらしい。一番は自信である。貧弱な脳みそで1ミリでも深く考え、迷走を繰り返しながらも、少しでも前に進もうとしてきた足跡は、誇れるようなものは何一つないが、良くも悪くも、根拠のない自信を与えてくれているように思う。……最近、読むことを一度諦めていたたSF小説『星を継ぐもの』を読んでいる。以前よりもスラスラと読めるようになっているのは気のせいだろうか。比較的ストレスの少ない時期であるというのも一因だろうが、もし読解力が上がっているとすれば喜ばしいことである。