心の洗濯

サンマルクカフェのアイスカフェラテを飲みながら、窓の外を眺めていた。そこはスクランブル交差点ではなかったが、まるでそんな感じで人々が行き交っていた。

僕は、あの人は何を考え何処に向かうのだろう?と思った。とはいえ、僕は僕自身でさえ、30分後の見当がなかった。……それから僕は温泉に行くことにした。

温泉に入りながら、こう考えた。明日を考えると休まらない。行き当たりばったりでは苦労する。迷っていると置いて行かれる。とかくに人の世は住みにくい。

とは言ったものの、温かい湯に浸かりながらだと頭の中も和らぐものだ。落ち着いて辺りを見廻せば、上手くいかないこともそれはそれで、ただただ興味深く思えてくる。

貧すれば鈍する、衣食足りて礼節を知る、ではないが、日々に飲まれてしまっては分かることも分からなくなる。定期的に心の洗濯がしたいと思う今日この夜。