にのやをつぐ

いまだからこそ

思考

 自分の武器を考えるのはペンディングにしたい。武器というよりは、思考、言葉、表現にフォーカスした方が何かが見えそうな気がしている。

 ということを考えていて思ったのだが、もしかすると僕には「考えることで安心感を得る」というモチベーションがあるのかもしれない。

 話は高校生の頃。もう9年前。

 僕は勉強が手に付かず、自分がどういう考え方でこの憂鬱な日々を過ごせば良いのかということばかり考えていた。テキトーにという訳でもなく、哲学の本を読んだり、辞書を読んだり。少しずつ自分に都合のよい考え方を、良くも悪くも構築していったのだが、それは僕にとって、鎧、あるいは鎮痛剤を所持するような感覚に近かったように思う。

 もちろん昔と今は全然違うので、どこまで繋げてよいのかは難しいところだが、多少なりとも通じるところはあるだろうと考えている。